『52ヘルツのクジラたち』など、多くの作品を世に送り出し続けている町田そのこ先生が質問に答える形式で書く、文字にすること、文章にすることについて書いたハウツー本。
文章を書くことの苦しみや上達方法などなど参考になることが多いのですが、特にSNSで文章を書くことが多い方必読の1冊です。
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①あらすじ?
NHK「わたしの日々が、言葉になるまで」からスピンオフ書籍が誕生!
番組は、「大きな仕事をやり遂げたときの気持ち」や「ケンカのあと、仲直りのきっかけの言葉」など、日常の中にある一場面を取り上げ、小説や歌詞、漫画のセリフなどを題材に表現の妙を味わう教養バラエティ。
本書では、番組にもゲストとして出演していた本屋大賞受賞作家の町田そのこさんを著者に迎え、言語化に関する57の悩みに答えていただきました。
Q.自分の気持ちがモヤモヤしているときの 対処法はありますか?
Q.感情を言葉にするのが恥ずかしいです。
Q.話したあとに「違うことを言えばよかった」と 後悔してしまう。
といった自分の整え方やコミュニケーションに関する悩みから、
Q.日記、ブログ、SNSのどれが始めやすいですか?
Q.文章に起承転結は必要ですか?
Q.読む人を意識しすぎて書けなくなります。
といった文章に関する実践的な悩みに対して、一歩踏み出すヒントを伝えていただきます。
ここでしか読めない貴重なアドバイスが満載で、きっとみなさんの背中を押してくれる言葉に出会えるはずです。
※Amazonの商品ページより引用しております。
②読んだきっかけ
2025年はストーカの如く追いかけた町田そのこ作品(まだ言っている)。
追いかけた先生の新刊は買わねばなるまい。
たとえ、それが小説ではなくハウツー本みたいなものであっても!!
と、そこまで熱い人では私はありませんが、思っていることを言語化することについて、小説家の先生、しかも、人気作家の先生がどんなことを書くのか。
そこは純粋に興味をもったところで、気になったものは読むべし!
ということで書店で購入いたしました。
③感想・レビュー
(1)書くということは実は大変なこと
自分の気持ちを文字で表現することが多いと思います。
SNS、Lineなどなど、思っていることを文字にすることが多く、コミュニケーションのほとんどが言葉で表現するよりも文字を使う方が人によっては多いのではないかと思う今ですが
「書く」ということは物凄く大変なこと
という、何を当たり前のことを書いてるのか?というこの当たり前のことにまずは気づかされました。
今、私も何気に普通にこのレビューを書いているのですが、書くときに良い表現はないものか、伝わりやすく面白く読める文章になっているかなどなど気にはなります。
なにより、口を動かす以上に手を動かすというのは物凄く面倒くさいこともありますし。
また、SNSで文字を書く場合は、こちらに悪気はなくとも書いた文字で他人を傷つけるかもしれない。気楽にSNSで文字を書いてますが、私も誰かを傷つけているかもしれないと思うと、私も気を付けなければならないなと思いました。
(2)質問に回答する形式で読みやすい上に共感しやすい
本書の良い点は、質問に対して町田先生が回答するという形で進んでいくので、非常に読みやすくわかりやすい点にあると思います。
質問内容も、
「こんな風に考えて質問してる人もいるの?」
とか、
「この質問、確かにわかるわぁ」
まで、いろんな質問があります。その質問自体も興味深いのですが、町田先生の回答も分かりやすく、1つの質問に対して回答は2~4ページ程度でまとまっているので読みやすいです。
流石、文章を書くプロだなと思いつつ、小説ではないとはいえ町田先生らしいなとなんとなく感じる表現で、これが町田先生らしい文章なんだろうなと感じました。
(3)こういう方には合わないかも…?
強いて良くない点?というか、お勧めできない点があるとすれば、読みやすすぎるため、本格的な文章の書き方であったり、コミュニケーションのやり方というのを求めている方には、そういうハウツー本ではないなという印象。
あくまで、町田先生が回答する形式にはなるのですが、具体的な文章の書き方について方法を書いているというよりは、町田先生の文字を書くことについての向き合い方?という方が正しいかもしれません。
そういう意味では、じゃあ具体的な方法は?となった場合、町田先生はこうしている、こういう風に考えているという内容なので、
こういう考え方を取り入れてみよう
と自発的に自分自身で完結できるならば良いのですが
考え方はわかったから、どうすればよいの?
と、1から教えて!!だと、物足りない上に学べることも少ないのではないかと思います。
④こんな方にオススメ
・小説家の文章の書き方・表現力の磨き方を感じたい方
・気軽に文字で表現するということについて読みたい方
SNSで感情を文字に起こすことが多い今、文字で発信するということと向きあってほしいなと思うので、普段SNSで文字を公表することが多い方に是非読んでいただきたい本です。
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