天橋立を見たら思い出してほしい
大石タネが京都の宮津で教師をしていたことを…
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①あらすじ
天橋立で知られる京都は宮津。
のどかな観光地にある小さな私立高校に、臨時教師、全身ロリィタの大石タネがやってきた!
赴任早々、物議をかもしまくる彼女に何故かなつかれ、堂々ヒイキされるようになった姫山奈緒恵。
初恋、文化祭、進路、そして難病を抱える妹の瞑羅(くらら)とのこと……マイルールに生きる「ロリィタ先生」に振り回されながら、奈緒恵は、そして12人の生徒たちは、己の進むべき道を探っていく。
※Amazonの商品レビューより抜粋しております。
②読んだきっかけ
店頭でビビときたので(いつも通り)
単行本サイズよりも一回り小さめなのに、表紙の女の子(大石タネ)が天橋立の写真に写りこむなかなかな装丁の本。
12人の生徒という数字をみてどこか二十四の瞳を想像しつつ(二十四の瞳は未読です(笑))、ロリィタ先生がなかなか破天荒に先生をする話なのかなと思いながら…
そういえば、生徒目線から先生やクラスを俯瞰するような物語はいつぶり?
私の記憶ベースでは『17歳のビオトープ』(清水晴木)以来な気がすると思いながら、面白くてぶっ飛んだ感じのものをちょっと期待しながら購入いたしました。
③感想・レビュー
思いのほかしっかり先生してました
ロリィタファッションを身にまとって教鞭をとる大石タネ先生。
クラスに信者を作ったり、ひいきする生徒もいる、当然先生のことを嫌いな生徒もいる。
そんなクラスで大石タネの独壇場みたいにやりたい放題なものを想像してたら半分当たりで半分外れ、外れは良い意味で外れで読んでいてこんな先生いたら学校楽しかっただろうなと思うような先生をしてました。
大石タネ節とでも言いますか…でも、わがままでありつつ筋を通す感じの先生で、ただのロリィタファッションをまとった強烈なキャラではないので、このキャラを是非目で追ってほしいと思うほどに先生として魅力的だなと思いました。
姫山奈緒恵視点で語られる3年菊組の描写
大石タネの一人称ではなく、3年菊組の生徒である姫山奈緒恵が妹の瞑羅へあてる手紙方式で大石タネと3年菊組の様子を語るのですが、本作を受け入れられるかどうかは、この姫山奈緒恵の語り口調にあると思っています。
コミカルで高校3年生らしくて面白いと思うのか、口調が変な口調でうっとおしいと思うのか。
私は前者だったのですが、高校3年生のなかなか個性的な感性の持ち主の姫山奈緒恵の手紙感覚が鼻につくかもしれない。
丁寧すぎる敬語の表現に汁ダクドバドバなどなど、古風な乙女を意識しつつ、時折みせる地の部分を受け入れられるかどうか。
大石タネというよりも、語り手の姫山奈緒恵を受け入れられるかどうかが本作品の読者にとっての最大のポイントになると思います。
④こんな方にオススメ
・生徒目線から描かれる教師ものが好きな方
・自分らしく生きる登場人物が出てくる作品が好きな方
特に、GTOなど破天荒だけれどもしっかり芯のある先生を眺めるのが楽しいなと思える方にオススメしたいです。
↓『天橋立物語: 三年菊組ロリィタ先生』はこちらより購入可能です。
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