ブログを再開してはや8ヶ月が経過いたしました。
去年やり始めたものの1ヶ月くらいで挫折して放置しておりましたが、今年の1月からブログの更新を再開いたしました。
再開当時は果たしてモチベーションが続くのかという心配をしておりましたが、読了本のレビューを中心に、おかげさまで無事に約90の投稿をすることができております。
さて、そんな私も、ブロガーと名乗ってもそろそろよくなってきたのではないかということで、読書ブログならやってみたくなる、本をオススメするというのを一度やってみるかということで書いてみたいと思い、思い立ったが吉日、早速書いてみます。
オススメ本の選定基準は
①2025年9月18日時点で私が読了済みの作品
②普段読書しない方でも面白く読めそうな作品(個人の感想です)
ビールでも飲みながら気軽に読めて、普段読書しない方でも読書って楽しいなと思えそうなそんな作品を選んでみました。
私のこのページにたどりつかれた方は、読書をしたいけども何を読むか決まっていないという方が多いと思われますので、参考にしていただければ幸いです。
①『クロエとオオエ』(有川ひろ)
ジャンル:恋愛(ベタ甘)、コメディー
宝石商の跡取り息子の大江頼任とその取引先の彫金屋の娘のクロエが織りなすメシ友以上恋人未満のお仕事恋愛コメディー。
地の文が主人公の大江頼任の口語で書かれているので、リズムよく読める上にコミカルなので楽しく読めると思います。
このメシ友以上恋人未満の2人の関係もスイーツな甘さなのですが、仕事のパートナーとして見ても理想の関係だなと思うほどに良い関係だなと思えます。
クロエがデザインした宝石も読む想像の世界だけではなく章末のQRコードで実際に見れるのでより宝石の世界に没頭することができると思うので、普段読書をあまりしない方も夢中になって読めるのではないかと思います。
↓『クロエとオオエ』のレビューはこちら
仕事×ラブコメで最高のパートナーが爆誕【クロエとオオエ】(有川ひろ)の感想・レビュー – ジジの読書部屋
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②『ババヤガの夜』(王谷晶)
ジャンル:バイオレンス・ミステリー
世界最高峰のミステリー文学賞と言われる英国推理作家協会賞(ダガー賞)を本作の翻訳本が受賞したことで話題を集めた本作品。
読書界隈では、今年はこの作品を読まない人はいないのではないか?と思うくらいにSNSでは読了報告を見ない日がないというほどの話題作となっております。
私も読んで、面白いなぁと思いましたが、普段あまり読書をしない方にもオススメします。
内容はバイオレンスで読む方を選ぶかもしれませんが、文庫サイズでページ数が200ページ程度と文字数が少なめで1冊を読むという意味では自信がつくという点が1点。
もう1点は、難しいことを考えずアウトロー感漂う世界を爽快に読み進めることができるのに、ミステリー感もあるという点。
同性愛とか性的マイノリティなど考えさせられることもいろいろある内容ではあるのですが、そこは考えたい読者が考えろよ的な感じなので。
娯楽小説として楽しめると思うのでオススメです。
↓『ババヤガの夜』のレビューはこちら
愛情でも性愛でも友情でもないバイオレンスな物語についてこれるか?【ババヤガの夜】(王谷晶)の感想・レビュー – ジジの読書部屋
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③『あの夏のクライフ同盟』(増山実)
ジャンル:青春(中学生)、夏の冒険
1970年代の北九州の中学生がたまたま読んだ雑誌に掲載されていたオランダの代表サッカー選手のクライフに憧れて、どうしてもクライフが出場するワールドカップの試合のテレビ中継をみたいということからひと夏の冒険を企てる物語。
1980年代生まれの私ですが、自分自身の中学時代を懐かしく思いながら読める作品。男子限定かもしれませんが、中学生男子が集まればエロスと夢の話で盛り上がる(笑)
一人じゃ何もできないというのはカッコ悪いかもしれませんが、友達同士で集まってみんなでやればなんでもできたような気がする、良い意味での怖いものしらずの無敵感が出ていて懐かしいような楽しいようなを感じることができる作品です。
↓『あの夏のクライフ同盟』のレビューはこちら
あの頃僕らはアホだったけども、一生懸命だったことを思い出す【あの夏のクライフ同盟】(増山実) 感想・レビュー – ジジの読書部屋
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④『一次元の挿し木』(松本龍之介)
ジャンル:ミステリー、スリラー?
2025年第23回『このミステリーがすごい大賞』の最終選考に残り、大賞は逃したものの次点となった作品。
新人賞というポジションの作品ではあるものの、選評を読む限り、かなり議論された作品です。
私も読んでみて、確かに、ミステリー部分では大賞作品である『謎の香りはパン屋から』(土屋うさぎ)の安定感が凄すぎて、大賞を逃したのは素人目にもわかるような気がするものの、それでも、ページを読む手が止められなかったという意味で比較するなら間違いなくこの作品を選ぶだろうなと思うほどに面白かったです。
200年前の骨のDNAと失踪した妹のDNAが一致するというところから最後までの約400ページは一気読み可能なほどに読みやすさ、えっ?これどうなるの?という続きを読みたくなる感じは普段あまり読書しない方でも食い入るように読めるのではないかと思う作品です。
↓『一次元の挿し木』のレビューはこちら
あなたはページをめくる手を止められるだろうか【一次元の挿し木】(松下龍之介)の感想・レビュー – ジジの読書部屋
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⑤『失われた貌』(櫻田智也)
ジャンル:ミステリー、警察
ミステリーというと、たくさんの作品があるし、いざ挑戦しようと思ってもどれを読んでよいのやらとなると思います。
今回、私が紹介している②の『ババヤガの夜』や④の『一次元の挿し木』もミステリーですし。
事件が起きて明確に真相や犯人捜しを読書しながら楽しみたい、しかもマニアックじゃなくではないけども、ある程度の難易度は欲しくて、最後は騙されたー感を味わいたい。
そういう読書欲が湧いた方に私が現時点でおススメするのが本作品。
起きた事件は猟奇的ではあるものの、作品内で起きる事件は日常のニュース等でよく耳にするような事件なのですが、読み進めていくとどんどん「なぜ?どうして、犯人は?」という謎が増えて深みにはまっていくという作品。
自力で考えたら謎が解けるかもしれないと思わせられる難しすぎず簡単すぎないという絶妙な謎が提示されているなと思う作品で、読んでいて何を書いているかわからない本格的すぎる謎解きはちょっと思う方でも楽しく読めるのではないかと思います。
↓『失われた貌』のレビューはこちら
起きている事件は日常にありそうな普通な事件なはずなのに、「なぜ?」が増殖するミステリー【失われた貌】(櫻田智也)の感想・レビュー – ジジの読書部屋
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