①あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
※Amazon商品レビューから抜粋しております。
②読んだきっかけ
本屋大賞2024年のノミネートされる直前に発刊された本作品。『成瀬は天下をとりにいく』の続編が発売されると聞いて楽しみにしており、発売日書店で購入して読みました。
③感想・レビュー
読み終えた時の感想は
火の玉ストレート
ストレートという名の魔球
が頭に浮かぶほどに、成瀬あかりの魅力が前作以上に引き出されているという印象で、『成瀬は天下をとりにいく』で成瀬ガチ勢になった人は是非にでも読んでほしい!というくらいにオススメ作品です。
『成瀬は天下をとりにく』でも感じた成瀬の滋賀愛も素敵なのですが、本作品、本シリーズを通して面白いなと思うのは、成瀬あかりの一人称での魅力ではなく、成瀬あかりを第三者目線を通して語られるため、読者が登場人物と同じ目線でいろんな成瀬あかりを見ることができるという点ではないかと思っています。
そして、ヒロイン成瀬あかりは、世間一般では変人の部類だろうと思うのですが、その変人感は別に変化球の変人感ではなく、ただ成瀬あかりが興味をもったことやりたいと思うことをそのままやるというだけのまっすぐで元気な女子高生、女子大生というのが魅力的だなと思います。
『成瀬は天下をとりにいく』で成瀬の良さがより分かりやすく、いろんな人に認めらていくというのがなぜか娘が認められていくみたいな気持ちになれる爽快感を味わえるシリーズ第2弾だと思います。
④こんな人にオススメ
・『成瀬は天下をとりにいく』を既読の方
・成瀬ガチ勢な方
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