クイズ大会みたいなオーディションが続くと思いきや…【クイーンと殺人とアリス】(金子玲介)の感想・レビュー

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①あらすじ

 謎解きアイドル”Queen & Alice”のオーディション。孤島で開催される最終審査に集まったのは、クイズ大会で敗れたリベンジを誓う高校生コンビの想空と七色、9年間オーディションを受け続ける真昼、元バンドマンの聖来ら、個性豊かな8人の候補者たち。

 しかし夢をかけた合宿は、常軌を逸した悪夢へと変わるーー。

 謎を解いた先に待つのは、絶望か、希望か?

 ※Amazonの商品ページより引用しております。

②読んだきっかけ

 デビュー作『死んだ山田と教室』以来読み続けている作家先生。

 新作が出ると聞いて、気になっていました。

 装丁がアニメチック?で、雰囲気が違うなと思いつつ、オーディションを描いた作品?とりあえず読んでみるかということで購入。

 正直、横断クイズみたいなやつ?と思いながら。

③感想・レビュー

 Amazonの商品ページにあるような謎を解いた先に見えるのは絶望か?希望か?みたいな感じは正直受けず、基本は謎解きアイドルを発掘するオーディションという感じ。

 ただし、前半と後半で物語が全然違う景色になります。

 読み始めは、この子達、本当にアイドルになって大丈夫な人なのか?というくらいに、言い方悪くいえば社会不適合者みたいな女の子が最終オーディションに残っているので、えらくクセが強い人たちを揃えたなぁという感じでした。

 そんな本作品、謎解きアイドルとはいえ、ボイトレやダンスレッスンなどの項目があるにも関わらず、クイズ、謎解きに極振りされています。

 そこまで尺とって大丈夫か?と不安になるくらいに。

 一応、オーディションのルール上、4泊5日で1日1人脱落していくという計算になるはずで、こクイズや謎解きに尺をとって完結するのか?と。

 ところが、後半になれば景色が変わって

 安心してください。ちゃんと終わりますよ!!

 になったので、とりあえず一安心いたしました。

 エンタメ小説で素直に面白かったなと思います。

 ただ、一部、ある登場人物がそこまで感情移入するほどに登場人物間が親密だったのか?というのはやや思うところもあり、そこは若干読みながら違和感を感じた部分ではあります。

 また、クイズのことも詳しすぎるというか、細かすぎて私は逆にちんぷんかんぷんに…そこまで細かく書く必要ある?くらいに。

 クイズ愛は感じましたが…

 と、私の中ではそういうところが気になったというのはありましたが、前半と後半で全然違うものになって、良い意味で面白かったなと感じた作品。

 あなたも、不思議の国のアリスのような気分に読後はなるかもしれません。

④こんな方にオススメ

・競技クイズが大好きな方
・金子ワールドの登場人物が好きな方

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