「死とどう向き合うか」を深く考えさせられるノンフィクション。
終末医療の現場と家族の葛藤を通して、人生の最期をどう迎えるべきか―誰にとっても避けられない問いを投げかけます。
この本は、人生や死についてじっくり考えたい方に特におすすめです。
①あらすじ
本書は、200名以上の患者を看取り続けた看護師の友人が自ら末期がんと診断されるという現実から始まります。
著者はその取材を通じ、在宅医療や家族の支えについて深く見つめながら、「理想の死の迎え方」を探っていきます。
日常の延長線上にある“死”を、静かで丁寧な筆致で描いた作品です。
②読んだきっかけ
『満天のゴール』(藤岡陽子)を読了したときに立ち寄った書店の店員さんと話していて、『満天のゴール』のノンフィクション版と聞いた書籍。
これは読まねばなるまいと思って、オススメされた藤岡陽子先生の『おしょりん』を読んで購入してきました。
なんとか年内に読みきりたいという思いと、今年は様々な医療と死がテーマになっている小説を読んだので、最後の総まとめにふさわしいなと思い、年内に購入いたしました。
③感想・レビュー
死とは何かといよりは、余命とその余命宣告を受けた患者に対して医療が何をできるのかということを考えさせられる内容。
そして、自分が死に直面したときにどんな最期を迎えたいかということを考えさせされる内容だったと思います。
読んでいて、確かに自分のエンディングというのは考えたことがないなと。今日、外に出れば交通事故に遭うかもしれないし、急な災害に見舞われて命を落とすかもしれない。そういう場合はエンディングなど、どうしようもないかもしれませんが、生きている以上、死を突き付けられたたら、死の恐怖が襲ってくるのでしょうが、普段の自分の生活に死の恐怖というのはなかなか認識できるものではないなと私は読みながら思いました。
ただ、生きている以上、本書の中でもまだまだ生きたかっただろう方々が最期を迎えているように、必ず私にもその時がやってきます。
自分の死期を告げられるとき、私はどう思うのだろうか。
想像すると、自分が死ぬとわかると怖いだろうなぁと思うし、奇跡といえばおかしいかもしれませんが、生きながらえたいと思うなと思います。
どんなに不摂生をやってきたとしても、悔い改めるからどうか病が治って助かりたいと。
しかし、本書を読んでいると、どうもそんな単純でもないなと感じました。
取材対象が訪問看護の患者、余命宣告を受けた看護師なのですが、余命を宣告された人たちが皆しっかり自分の死と向き合えるかというとそうではないなと思うし、それこそが人間らしさなのかもしれないなと思いました。
私も正直、本書を読んだからといって、自分が同じ状況に立って冷静でいられるとは到底思いません。
なんなら、私が同じ立場になったとしてどうしたいと思うのかは本書の読後ですら答えは見つかっていません。
ただ、死の恐怖に怯えるのは当たり前で決して怖がってはいけないものではない。
それだけを気かせてくれただけでも読んでよかったなと思いました。
④こんな方にオススメ
・最期を迎えるということはどういうことなのだろうかと考えてみたい方。
・看取りの医療の在り方を考えてみたい方
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