2026年の1作品目の読了は『ハヤディール戀記』でした。
作者がXで2025年は”挑戦”ということで書かれた本作品はファンタージとのことでしたが、神に身を捧げる巫女と王室の兵士長の禁忌の恋を描いた王室ロマンスでありミステリーな作品です。
文庫の上下で発売されていて、装丁も綺麗だなぁと感じております。
①あらすじ
あなたを愛した罰でしょうか――。
かつて神に嫁した王妃の伝説が残り、繁栄を極める王国ハヤディール。
類稀なる「力」を宿す巫女エスタと騎士団長レルファンは、許されぬと知りながら惹かれ合っていた。しかし、エスタが新たに神に嫁す神妃に選ばれたことから、互いに身を引いた。
迎えた神妃祭の最中、エスタは何者かに攫われてしまう。
一方王宮では、第一王女が毒殺され……。
※Amazonの上巻の商品ページを引用しております
②読んだきっかけ
2025年の師走に町田先生のXにて告知が…
2025年12月23日発売の新刊の…
私がXで読書アカウントをはじめて4年目の2025年は町田先生の2025年内で発売される新刊(コンビニ兄弟シリーズは未読のため除外してました)は購入してすべて読む勢いでいたので、師走の結構忙しい時かぁ…しかも、上下巻…と思いながら、とりあえず年内に購入して積みました。
正月にゆっくり読もうと思ってゆっくりしすぎるくらいに読みましたよ?
③感想・レビュー
上巻は巫女のエスタが攫われた後と攫われる前の兵団長のレルファンとの出会いや恋が交錯していく物語。下巻は王室の生臭い事件とエスタを追う話。
事件の内容が重たいというか読んでいてしんどくなりそうなほどのエグイ内容が多いなという印象ですが、上巻、下巻ともに甘酸っぱいきゅんとなるようなお話もあって全体的にはバランスが良いなと感じました。
全体的には王室ロマンスでもあり、エスタがなぜ攫われたのか?という謎も含めてミステリーだなと感じる作品でもあります。
読んでいて凄いなと思うのは、私もファンタジーマニアというわけでもないですが、そこそこのファンタジー作品は読んできたからこそ感じるのですが
非常に読みやすい
ファンタジーだとどうしても想像しようとしても想像できないことが読んでいてあるイメージなのですが、そういったことが一切なく、よくわからない説明もほぼなくても場面が想像できます。
また、言葉の選び方というか、文章を読んでいても町田先生の書く文章に慣れているからなのか分からないのですが、印象としては綺麗だなと感じる文章で物語の世界に入り込みやすいなと感じました。
ただ、読んでいるときは思わなかったのですが、読後に思ったのは、ファンタジーとしては地味だということです。
王室の泥臭い事件に、禁忌だし一般人ではない巫女と兵士長の恋とはいえ、そこまで特別感というのは正直ないなと感じ、ファンタジーみたいに壮大な冒険だったり、闇の世界のやつが世界を乗っ取ろうというのもないし、魔法もほぼないに等しい作品なので、そういう意味では私の思っているファンタジーらしい壮大感みたいなものは感じなかったです。
それに、意識はしてないものの、えぐい部分が重たすぎるのか、上巻は特に読み進めるのに精神的に疲れやすかったかなと思います。世界に入り込みやすいだけに余計に。
というようなこともありつつも、ファンタジーの舞台だと言えば地味だなと思いつつ、読んでるときはそこは一切気にならず、ただただ物語の世界に没頭できるそんな作品だなと思います。
禁忌の二人の恋と事件の結末を是非確かめてほしい作品です。
④こんな方にオススメ
・中世ヨーロッパ風の王室ロマンスを読みたい方
・ファンタジーでも現実的な作品が読みたい方
特にファンタジーって想像しづらくて読みづらいよねと思っている方に読んでほしい作品です。
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