①あらすじ
奈緒(40歳)はシングルマザーの看護師として涼介と寄り添い生きてきた。
その涼介も高校生、進路を考える年齢に。そんな折、大きな転機が訪れる。敬愛する医師三上の誘いもあり、思い切って東京の緩和ケア病棟で働くこととなる。
死を間近に見つめる毎日の中、その瞬間まで幸せに生ききり希望を持てる最期を模索し続ける奈緒。一方、涼介は強く大きい夢を抱く。それは奈緒の夢でもある。母子の夢の行方、そして三上と奈緒のこれからは・・・・・・。
緩和ケア病棟を舞台に、綿密な取材と著者自身の看護師経験に基づく圧倒的リアリティ、温かな視線で人々の生き様、死に様を丁寧に紡ぐ。懸命に生きるすべての人々に送られる慈愛のエールに癒やしの涙は必至です。
※Amazonの商品ページより引用しております。
②読んだきっかけ
『エピクロスの処方箋』(夏川草介)を購入したときに、実は同時に購入していた本作品。
引き寄せというか、『エピクロスの処方箋』を購入したときには、人の死と生について描いた『永遠猫の祝福』(清水春木)を読了していたし、『エピクロスの処方箋』も医者の患者との向き合い方をテーマにした作品だしで、同系統の本を立て続けに読むというのはどうだろうか?という謎の葛藤をしながらも、読みたいと思った時が読み時というこれまた謎の自分ルールを発動し購入。
購入から少し間を開けましたが、初読み作家さんの作品で、どんな話なのだろうか?とワクワクしながら読みました。
③感想・レビュー
読後に感想を書いていた時に本作には前作があり、その続編だということを知った私。
確かに、10年前の早川さんがうんちゃらかんちゃらと書いてはいたものの、特になにも気が付かず、普通に気にならずに読めました。
そういう意味では、予備知識なしで読むことは可能だと思います。
もちろん、読了後ははじまりの物語である『満点のゴール』が読みたくなりますけども(笑)
ヒロインの奈緒やかかわる登場人物たちに試練を与えるなぁと序盤は思っていましたが、試練を乗り越えようとする、あるいは乗り越えた人物は強いなぁと思いました。
そして、人とは死期を悟っても死の直後まで幸せに生きることができるのか。
このテーマに触れることが多い印象ではありますが、私も過去に母を亡くした身。
母も最期まで幸せの中で旅立っていてほしいなと願いながら読んだ作品です。
④こんな方にオススメ
・身近な人が旅立ってしまった方
・死期を迎えた人は最後まで幸せに生きることができるのだろうかと考えてみたくなった方
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⑤次の一冊にオススメ
①【スピノザの診察室】(夏川草介)
医師は患者にどのように向き合うべきか。
大学病院で凄腕外科医として勤めていた雄町先生が、あることをきっかけに京都の町の病院へ転職。
そこで携わることになり医療の在り方、医師としての患者との向き合い方を考え実践していく本作品。
決して教科書にはのっていない終末医療の在り方を描いた作品。本作品の続編の『エピクロスの処方箋』まで読みたくなるくらいに医療小説でオススメの作品。
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②【永遠猫の祝福】(清水春木)
読んだきっかけにも書きましたが、人の死から生を見つめなおすタイプの物語。
亡くなった大事な人に対して、あの時ああしておけばよかったとか、こんなことになるならもっといろいろしてあげればよかったなと思う後悔など、本当にその想いを引きずりなら生きていてよいのか?というように、生き方を見つめなおせる作品だと思っています。
↓『永遠猫の祝福』のレビューはこちら
大切な人を亡くしたあなたや死にたがりのあなたに贈る物語…なのかもしれない【永遠猫の祝福】(清水晴木)の感想・レビュー – ジジの読書部屋
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